年末までデンマークには寒く冷たい風が吹き荒れていましたが、最近は雨の日が続いて道路はぬかるみ、空はグレーの雲に覆われています。暗く寒いこの時期ならではの旬の食材として思い浮かぶのはたらこ。ボイルして、マヨネーズにハーブやマスタード、ケーパーを加えたリモナーデソースを添えて、バターを塗ったライ麦パンにのせるのが定番の食べ方です。たらこの缶詰は年中手に入るのですが、旬の新鮮なたらこは格別のおいしさ。たらこを見ていると、私は日本の生で味わう辛子明太子を思い出してしまいます。
外に出かける度に体の芯まで冷え切る日が続く中、デンマーク人が心待ちにしているのは2月の約1週間の冬休み。デンマークには山がないため、毎年多くのスキー愛好家がフランスやオーストリア、ノルウェーのゲレンデへと旅立ちます。デンマーク国内でも、この時期はたくさんの家族が博物館や映画館に足を運びます。また、暖かい自宅でゆっくりするのも冬休みの過ごし方の一つ。家族や友人たちとにぎやかにボードゲームで盛り上がったり、ケーキを焼いてお茶の時間を楽しみます。

ドリームケーキ

2月は家でじっくりケーキを焼くにはぴったりの時期。今回は私のお気に入りの焼菓子、ドリームケーキを紹介します。2つに分かれた層が、私たちが夢見る太陽と青空を連想させてくれます。

【材料】(25×10cmのパウンド型1本分)

  • 卵 2個
  • 砂糖 125g
  • 薄力粉 125g
  • ベーキングパウダー 小さじ1/2
  • 牛乳 100cc
  • バター 25g
  • 干しあんず 40g
  • アーモンドパウダー 25g

トッピング

  • バター 60g
  • ココナッツフレーク 50g
  • ブラウンシュガー 75g
  • 牛乳 25cc

【作り方】

  • 卵と砂糖をボウルでふんわりとするまで泡立てたら、小麦粉とベーキングパウダーを加える。
  • 牛乳にバターを入れて温め、バターが溶けたら1に加えて、ふんわり感を保つようにやさしく混ぜる。
    さらにみじん切りにした干しあんずとアーモンドパウダーを加え、生地になじませる。
  • パウンド型にクッキングシートを敷き、2を流し入れて200℃のオーブンで20〜25分焼きあげる。
    焼きあがったケーキは冷まして上のふくらんだ部分をカットする。
  • トッピングを作る。トッピングの材料全てを小鍋に入れて火にかけ、ひとまとまりになるまでかき混ぜる。
  • ケーキのカット面に4を広げ、1時間ほど乾燥させてできあがり。

ケーキをきれいに切り分けるために、
トッピングはしっかり乾燥させてくださいね!

Peter Agerup Sabroe
ピーター・エアロップ・セイブロ

コペンハーゲン市内の最高級デニッシュレストラン
「ソーヴィット」などのシェフを経て、2009年5月来日。
アンデルセングループで一年間勤務。