第35回受賞作品紹介

一般部門 大賞

クリスマスのすきやき」

作:柳川 昌和
選考・作画:ゴトウ ヒロシ

「クリスマスのすきやき」

幼い頃に疎開した東北での出来事を、祖父が孫に大阪弁で語る。クリスマスの日に雪道で迷子になり、灯りがともる小屋を見つける。窓からのぞくと、暗い面持ちですき焼きを見つめる母と娘がいた。物のない時にすき焼き…と不思議に思う。中に入れてもらい、勧められたすき焼きを一人で全部食べてしまう。その様子を見ていた母と娘は笑い出し…………

こども部門 大賞

かおり屋 むうの 長い一日

作:瀬古 一葉
選考・作画:福原 ゆきお

「かおり屋 むうの 長い一日」

ネコのむうの一家は“かおり屋”の仕事で朝から大忙し。かおりが入ったたくさんの小ビンを、むうは自転車で配達。うさぎさんには野いちごのかおり。くまさんには焼きたてパンのかおり。朝露、そよ風、海のかおりが入ったビンを町中のみんなにお届け。母リスを恋しがる子リスが「お母さんのかおり」をほしがる。難しい注文にむうの一家は…………

一般部門 優秀賞

ドレスのキヲク

作:おだ みずき
選考・作画:音部 訓子

「ドレスのキヲク」

押入れの中のママのウエディングドレスに憧れるすみれちゃん。忙しいママはなかなか見せてくれない。ある夜、ドレスが押入れから飛び出し、すみれちゃんに話しかける。ドレスを着たすみれちゃんは、猛スピードで夜の町を駆けぬけ、古い洋裁店にたどり着く。現れたのは天国のおばあちゃん。ドレスは作ってくれたおばあちゃんに会いたくて…………

不思議な布屋

作:藤森 かほる
選考・作画:近藤 美和

「不思議な布屋」

ディオと弟子のアポの布屋は、行列ができるほどの人気店。布が少なくなり、ディオとアポは仕入れの旅に出る。野原の草花や蝶、空や風に白い布を当て、撫でて写しとっていく。店に戻ると、隣国の姫が兵隊たちを連れて現れる。布を買い占めようとする身勝手な姫に、ディオは一計を案じる。翌日、店の壁に姫と兵隊たちが写った布が飾られて………

トマト畑で会いましょう

作:諸口 正太
選考・作画:渡辺 浮美生

「トマト畑で会いましょう」

ノンばあさんは新聞広告で見た土地を借りて、畑にすることにした。毎日少しずつ土地を耕して畑に変えていく。雨の中で苗を植えたり雑草とりの日々が続く。夏の陽射しの中では日に三度の水やりと、畑仕事に精を出す。やがて赤い実がなる頃、地主のシゲじいさんが現れる。毎日、散歩で畑の様子を眺めていたシゲじいさんは、ノンばあさんに…………

過去の受賞作品

アンデルセンのメルヘン大賞とは

応募要項