台風で都会まで飛ばされたカマキリのカア君。歩道の花壇に落ち、おじいさんに拾われる。おじいさんとカア君は、動物と会話ができるAIロボットで会話をする。カア君は野原での獲物とり競争のことを話し、おじいさんは「いっしょに長生きしよう」という。ある日、気を失ったおじいさんをカア君が助ける。退院したおじいさんとカア君は笑顔で再会する。
受賞作品紹介
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第37回
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一般部門 大賞
「都会まで飛ばされたカマキリ」
- 作: 伊神 純子
- 選考・作画: 藤本 将
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こども部門 大賞
「僕は20円もやし」
- 作: 佐野 陽
- 選考・作画: 水野 ぷりん
スーパーで売られているもやしの僕。おいしい物にしてほしいと思っているが、ピーマンから「いつも安い奴」といわれて気落ちする。もやしは買われて料亭の冷蔵庫の中へ。出会ったマツタケが我が身を嘆き「もやしは世の奥様の救世主」という。やがて、料理人によってマツタケともやしは一緒にお吸い物にされ、お客たちはその香りを絶賛する。
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一般部門 優秀賞
「星屑の巣」
- 作: 佐々木 景子
- 選考・作画: 最上 さちこ
赤ん坊のみなみが泣きやまずにいると、文鳥のシロが「大きな空の下へ行ってごらん」という。私がみなみと公園に行くと泣きやむ。文鳥がいなくなり、私はみなみを抱いて街中を探し歩く。日が暮れて公園に戻ると、文鳥が星々の間を駆け抜け、夜空の星たちが一斉に落ちてくる。私は拾った星屑で文鳥の巣をたくさん作り、公園のあちこちに置く。
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一般部門 優秀賞
「狐の桜餅」
- 作: 原田 ゆか
- 選考・作画: 浜野 史子
公園の前で団子屋を営むシンさん。桜の季節は団子が売れて大忙し。行列に並んだ一匹の狐が、桜の花びらを一枚さし出す。「花びらじゃお団子は買えない」とシンさんがいうと、狐は悲しそうに去っていく。翌日、お客がひとりも来ないのを不思議に思ったシンさんが公園に行くと、みんな桜餅を食べている。桜餅を分けていたのは昨日の狐だった。
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一般部門 優秀賞
「おじいちゃんの秘密基地」
- 作: 平山 美帆
- 選考・作画: 河田 久雄
僕のおじいちゃんの秘密基地はヨットだ。夏休み、僕はクルーの一員として、おじいちゃんを手伝ったり、花火を見て秘密基地で過ごす。「沈む太陽の光が特別に輝く“グリーンフラッシュ”を見た人は願いが叶う」という伝説をおじいちゃんから聞く。体調を崩したおじいちゃんが入院し、僕は“グリーンフラッシュ”を見るためにママとヨットに乗る。