勤続30年をすぎ、職場異動となったゆり子さん。送別会の帰り、クリスマスのイルミネーションが輝く街を歩いていると、見知らぬ靴屋を見つける。クリスマスブーツが並ぶ店の店主はトナカイだった。ゆり子さんは特注のブーツをつくることに。不思議なつくり方のブーツはサンタクロースのブーツで、サンタの仕事をするのだと知らされる。
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勤続30年をすぎ、職場異動となったゆり子さん。送別会の帰り、クリスマスのイルミネーションが輝く街を歩いていると、見知らぬ靴屋を見つける。クリスマスブーツが並ぶ店の店主はトナカイだった。ゆり子さんは特注のブーツをつくることに。不思議なつくり方のブーツはサンタクロースのブーツで、サンタの仕事をするのだと知らされる。
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お寺の境内でフリマが開かれる日曜日。ありさのお父さんは、出品するアンパンを焼いていてありさも手伝う。フリマはにぎわい、ありさはパンを売る合間に、ほかの店を見て回る。民族調の装いのおばあさんの店で、長い竹の筒をわたされる。耳に当てると波の音がして、おばあさんの歌が聞こえてきた。竹筒の中にはあずきが入っていると知る。
仲間たちと小屋に住む一羽の白いニワトリ。庭から見える教会の風見鶏を見て、自分も自由になりたいと思っている。一方、屋根の風見鶏はひとりぼっちで、大勢で暮らすニワトリがうらやましい。小鳥が「魔法でニワトリとかわらせてあげる」という。入れかわった風見鶏とニワトリ。けれど、風見鶏になったニワトリは「自由に動けない」となげく。
小3の僕は写真家のおじさんの結婚式で、リングボーイを頼まれる。結婚式の日、指輪を運んでいた僕は転んでしまう。庭まで転がった指輪を追いかけ、気がつくと不思議な野原にいた。指輪をさがす僕を、ルリハムシやハンミョウが道案内してくれる。指輪を見つけて式場に戻る僕に、虫たちがついてくる。そして虫たちも一緒に結婚式の写真にうつる。
大好きな飼い主のばあちゃんが亡くなり、犬のコテツは生きる気力をなくす。ばあちゃんの娘のミヨに世話をされ、6年が過ぎる。コテツは天国へ行く煙の中でばあちゃんと再会する。ばあちゃんと話すうち、コテツはミヨに一度も感謝しなかったことに気づく。そしてミヨの前にコテツによく似た子猫が現れる。コテツと名付けてミヨは飼うことにした。