株式会社タカキベーカリー
生産本部広島工場生産部 係長

坂本 信彦

経歴

2014年入社
タカキベーカリー秦野工場生産部にに配属。その後2016年のパン学校派遣を経て、2017年から広島工場に勤務。

参加した研修

リーダーシップ育成研修
パン学校派遣
昇格者研修
マイスターランクチャレンジ研修
食品安全マイスター研修
イノベーターズ研修
職長教育研修
ベーカーコース研修(挑戦中)

アンデルセングループを選び入社した理由

大学の卒業研究ではアンデルセングループとの共同研究として、「冷蔵中種法の最適な発酵」というテーマに取り組みました。発酵過程でタンパク質、脂質、糖質などの栄養素がどのように増減するのかを数値で見ていくなどの研究を通じて、パンづくりの奥深さを肌で感じ、生涯の仕事にできれば楽しく、イキイキと働けるのではないかと思い、入社を決めました。

現在の仕事内容

2014年の入社以来、タカキベーカリー工場で生産職を務めています。
現場でラインに入り製造に携わっていたときは、工場では直接お客様の顔が見えないため、次工程の方をお客様として考えて仕事をしていました。仕込みのポジションのときは、分割担当者が作業をしやすいように捏ね上げ温度を管理、分割のポジションに入った際には成型担当者のことを考え、生地重量を合わせて一定の位置で生地が流れるように調整するなど、仲間が働きやすいように意識をしていました。
係長になった現在は、安全に高品質な商品を効率良く製造するために日々小さな改善に取り組んでいます。改善は班員の声を聞くところから始まります。最前線で製造に携わっている班員こそが最も現場を熟知しています。困っていること、こうなればよいのにといった声をもとに活動をしています。

仕事のやりがい

班員と一緒に清掃あるいは改善などに取り組み、製造現場の進化を実感できたときにはとてもやりがいを感じます。
具体的な改善事例としては、焼成前に3本のクープカットを引かなくてはいけない商品があり、班員の負担になっていました。そこで、工務課の方とアイデアを出し合い、1回のカットで3本のクープが引ける道具を作成し、班員の負担削減につながり、喜んでもらえました。改善に取り組むうえでは、商品の品質向上、負担削減(=効率化)の視点を大切にしています。

仕事の大変さ

同じ材料、同じ設備、同じ人が製造しても、天候などさまざまな影響で日々の製品の出来ばえが微妙に異なってきます。常に生地状態を確認しながら、作業を進めなければならないことは大変である一方、適正な対応によって品質のよいパンが焼き上がったときの喜びと達成感は何ものにも代えられないものがあります。

今後の目標

これまでもさまざまな研修に挑戦させていただいていますが、技術力の向上はもちろん、アンデルセングループがめざすパンづくりを深く知れば知るほど、モチベーションアップやイキイキと働くことにも繋がっていると感じます。近年は食の安全や健康への意識が高まっていますが、アンデルセングループは創業時から安全安心、本物志向での経営を続けてきていることを誇りに思います。
また好奇心旺盛な性格ということもあり、生産職にとどまらず、関連部門でも働き、もっと広い視野を持ちたいと思っています。グループ企業であるため、さまざま職種に挑戦する機会があるのは魅力の一つと感じています。

好きなパン、そしておすすめの食べ方をご紹介!

介護用食パン「らくらく食パン」です。噛むことが困難な方にも、安心して、おいしくパンを召し上がっていただきたいとの思いから開発された、社会的貢献度の高い商品です。
冷凍販売している商品ですが、少し解凍すると、とろける柔らかさの中にシャリシャリとしたアイスのような食感が楽しめます。

就職活動中の学生さんへ

就職活動は人生を決める一大イベントです。上手くいかないことや悩むこともあると思いますが、妥協せず本気で取り組んでください。そこで費やした時間や努力は長い目で見た時にきっと自身の糧になっていると思います。

※所属・役職等は制作時点のものです。