株式会社タカキベーカリー
生産本部研究開発部パン開発部

渡邉 果奈

経歴

2019年入社
タカキベーカリー広島工場生産部に配属。2021年のパン学校派遣を経て、2021年より現職。

参加した研修

パン学校派遣
マイスターランクチャレンジ研修
食品安全マイスター研修
昇格者研修

アンデルセングループを選び入社した理由

大学ではバイオテクノロジーを専攻しており、学んだことを仕事に活かしたいと思い、食品業界を中心に就職活動を行っていました。会社説明会に参加した際、アンデルセングループが今のパン業界の礎を築くことに大きく貢献してきたことを知り、大変感銘を受けました。また、広島出身だった私にとって、幼い頃からアンデルセングループのパンは身近な存在でした。今度は、私も社員となっておいしいパンを作り、お届けすることでお客様の日々の暮らしに役立つお手伝いがしたいと考え、入社を決めました。

現在の仕事内容

主に、タカキベーカリーの商品開発を担当しています。商品開発の仕事は、商品をゼロから作り上げるものと、既存商品を更においしく改良するという、二つの方向性があります。
いずれの場合も、まず開発室で試作検討し、それを実際に工場ラインで製造するための商品設計を考えます。仕様が決まれば、工場でラインテストし、一定の品質の商品が製造できるかどうかを確認。安全安心でおいしいものが作れることが確認できたものだけが、発売に至ることができます。各商品に対して、試作~発売までの一連の流れをすべて責任持って担当するというのが今の仕事です。

仕事のやりがい

一つの商品を発売するまでには、いろんな方と相談、協力しながら、狙いの品質とおいしさを形にしていきます。そのため担当した商品が発売したときには、この上ない達成感とやりがいを感じます。また、生産や営業など社内の連携に留まらず、原材料メーカーなど社外の方とのやり取りも多く、さまざまな方との関わり方や視点を学ばせていただき、自身の成長につながっていると感じます。

仕事の大変さ

開発スケジュール、品質の確認、コスト管理、工場での生産性の実現…など、多くの制約がある中で、理想のパンに近づけていくというのが、開発の仕事です。理想と現実のギャップに悩むこともありますが、理想を形にするためには、もっともっと知識と技術、経験を豊富に持つことが大事だと感じています。
また、パンは生き物であるため、日々同じ配合で作っていてもその日のコンディション(気温や湿度)によってその焼き上がりは大きく左右されます。そのことも加味しながら、日々工場で一定の品質の商品がつくれるような設計をしていくことは大変でもあり、パン作りの奥深いところだと思います。

今後の目標

現在は、主に菓子パンの開発を担当していますが、これからはもっといろんな商品の開発にチャレンジしていきたいと思います。そのためにも製パン知識や技術をさらに磨き、いつかアンデルセングループの代表となるような商品を生み出すことが夢です。

好きなパン、そしておすすめの食べ方をご紹介!

「ダークチェリー」です。幼い頃から馴染みはありましたが、会社説明会のとき、この商品に込められたストーリーや思いを聞いた後にいただいたときのおいしさが忘れられません。
こだわりのサクサク食感の生地と噛むほどに口の中に広がるバターのコクを、コーヒーや紅茶などと一緒に味わうのが好きです。

就職活動中の学生さんへ

就職活動をするにあたって、さまざまな不安や期待があるかと思いますが、例えどんな仕事に就いたとしてもそれはきっとその人にとって全てが必要なことだと思います。入社前、私は研究開発部を志望していたため、生産職で入社しました。パン作りの右も左も分からなかった自分にとって製造現場での経験は、今となっては何にも変え難い財産になっていると実感しています。
興味のあることは大事にして、譲らないくらいの気持ちで進めていただけたらと思います。一緒に働く機会がありましたら、アンデルセングループのファンを増やしていきましょう!

※所属・役職等は制作時点のものです。