選考委員紹介

「アンデルセンのメルヘン大賞」は、委員長1名、委員5名によって選考されます。 選考委員長は、第1回目より童話作家で詩人でもある立原えりか先生、選考委員は、第一線で活躍中の画風の異なる画家・イラストレーターの方5名。選考委員になるのは、1回限り、毎回違った顔ぶれの方々が務めます。

  • 選考委員長

    • 立原 えりか (たちはら えりか) 先生

      日本女流メルヘン作家の中で、三指に数えられる童話作家であり詩人。
      第1回より「アンデルセンのメルヘン大賞」の選考委員長を務める。
      『人魚のくつ』で、1959年児童文学者協会新人賞受賞。
      1961年『でかでか人とちびちび人』で、講談社児童文学新人賞受賞。
      ふくよかな香気をたたえた名作を数多く著作。
      『立原えりか作品集』(全7巻)思潮社。
      『立原えりか童話集』(全5巻)角川文庫。
      『立原えりかファンタジーランド』(全16巻)青土社、その他。

  • 第40回選考委員

    • 伊藤 彰剛

      1979年神奈川県生まれ。神奈川県在住。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。日本文学、海外文学、児童文学などの書籍装画・雑誌表紙・新聞小説さし絵等を手がける。2008年グラフィックアート「ひとつぼ展」入選。2010年、14年ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ入選。2012年、15年世界ポスタートリエンナーレトヤマ入選。東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)会員。2019年に絵本『まくらからくま』(岩崎書店)を刊行。
      色のイメージを独自のセンスでとらえ、人物や情景を巧みに描く。

    • 卯月 みゆき

      三重県生まれ。文教大学教育学部卒業。1993年コミュニティクラブたまがわにて福井真一氏に師事。書籍装画を中心に、新聞小説さし絵・カレンダー・CDジャケット・広告等を手がける。木版画にて制作。2001年ギャラリーハウスMAYA「装画を描くコンペティションvol.1」入賞。2002年「ピノッキオの冒険」装画コンペ入賞。第127回ザ・チョイス入選。2005年『祈祷師の娘』(福音館書店)で、赤い鳥さし絵賞受賞。
      異なる次元のモチーフで織りなす構成が、心象的な世界を創りだす。

    • 小池 アミイゴ

      1962年群馬県生まれ。東京在住。セツモードセミナーで絵と生き方を学ぶ。1988年よりイラストレーターとして活動開始。書籍装画・雑誌表紙・絵本・CDジャケット・ポスター等のほか、音楽家とコラボレートした仕事を手がける。2000年以降は日本各地を巡り、ライブやワークショップ、展覧会開催など地方発信のムーブメントをサポート。2017年熊本県つなぎ美術館にて展覧会開催。2022年『はるのひ』(徳間書店)で、日本絵本賞受賞。東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)理事長。
      絵本『うーこのてがみ 水曜日郵便局』(KADOKAWA)、『とうだい』『ちいさいトラック』(福音館書店)、『かぜひいた』(教育画劇)、その他。
      質感をあらわすタッチで、のどかに広がる素朴な風景を描く。

    • 水口 理恵子

      1970年北海道生まれ。東京在住。書籍装画を中心に、新聞小説さし絵・雑誌表紙・絵本・広告等を手がける。デジタル、またはキャンバスに油彩で制作。2008年講談社出版文化賞さしえ賞受賞。東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)会員。
      絵本『つるのおんがえし』(講談社)、『ラプンツェル』(フェリシモ出版)、その他。
      シックな色調と描写で、静けさを感じる独特な雰囲気を醸しだす。

    • わたなべ さとこ

      1961年京都生まれ。兵庫県在住。京都精華大学洋画科卒業。絵本・教科書や雑誌の表紙・カレンダー・ポスター等を手がける。2012年幻冬舎ポンツーン装画コンペ大賞受賞。2015年ボローニャ国際絵本原画展入選。
      絵本『だーっこ だっこ』『なで なで なーで』『パンダのあかちゃん おっとっと』『わたしは だあれ?』(KADOKAWA)、児童書『声の出ないぼくとマリさんの一週間』(汐文社)、その他。
      動物たちをキャラクター化し、色鉛筆の細やかな線で親しみやすく表現。