18回目の開墾

4月2日、高木俊介製パン学校に18期生5名が入校し、1年半の研修がスタートしました。

最初に取り組むのは、自分たちの小麦を育てるための土地の開墾です。アンデルセン芸北100年農場は、元は牧草地でしたが、長く使われなかった間に灌木や草が生い茂り、石や岩もごろごろある状態に。方針としてブルドーザーなどの機械は使わないため、それら一つひとつを自分たちの手で取り除いていくのです。

慣れない農具を手に、草木を刈り、根を掘り起こし、土をならす…。気の遠くなるような作業ですが、自分たちが育てた小麦の穂が実る景色を想像しながら、仲間と力を合わせて作業を進めています。

一方、1年先輩の17期生が育てている小麦は、大雪の影響もなく順調に育っており、4月末の時点で背丈は25㎝ほどになりました。暖かい春の陽を浴び、1週間で10㎝以上伸びた麦もあるそうです。今の見た目はちょっと雑草のようですが、穂を出し、立派な青麦になるのももうすぐです。