デンマークの桜

コペンハーゲンの中心部から北側に離れた運河沿いにあるランゲリニエ公園。ここに植えられた200本の桜は、2005年に童話作家H.C.アンデルセンの生誕200年を記念して、アンデルセングループが寄贈したもので、今年は4月20日頃に満開を迎えました。
桜が咲く時期には例年、「Copenhagen Sakura Festival(コペンハーゲン 桜祭り)」が開催され、茶道、書道、生け花、日本舞踊など日本文化の紹介を通じて、日本とデンマークとの文化交流が行われていましたが、今年は4月17日にオンラインイベントとして実施されました。

デンマークの人たちにとって桜の開花は、長くて暗い冬が終わり、春の訪れを感じる喜びの瞬間。これから、きらめく陽の光をもとめて、外で過ごす時間を家族や友人と思いっきり楽しみます。早速、今年のランゲリニエ公園でも、きちんとソーシャルディスタンスを保ちながら、桜の木の下でのひとときを楽しむデンマークの人たちの姿が見られました。