ここは、アンデルセングループで働くすべての人が、創業の精神に立ち返り、パンを大切にする心を育む場。そして、若手社員が集い、約1年半の研修を通じてパン職人としての心を育み、技を磨く「高木俊介製パン学校」の場でもあります。
「志を同じくする仲間をつくるのが教育の仕事」と、社員教育に熱心だった創業者 高木俊介の遺志を受け継ぎ、本物のパンづくりを学ぶ学校をつくりたい。アンデルセングループならではのパン学校の在り方を模索する中、一人ひとりの個性を大切に育て、その個性が生かされる社会を作ることをめざしたデンマークのフォルケホイスコーレの精神をお手本に、2004年8月「高木俊介製パン学校」はスタートしました。
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- Summer
- Autumn
- Winter
土づくりから食卓まで。
研修の場である、アンデルセン芸北100年農場に広がるのは、草木が生えたままの広大な土地。ここにパン製造に携わる社員だけでなく、販売、営業などさまざまなバックグラウンドをもつ若手社員が集います。自分たちで土地を開墾することからはじまり、土を耕し、小麦を育て、粉を挽き、生地を捏ねて、パンを焼き、仲間と食卓を囲むことで「土づくりから食卓まで」を実践しています。
ここで身につけるのはパンづくりの技術だけではありません。それは、決して思い通りにならない自然と向き合う中で身につく、自ら考え、行動する力。汗を流し、やっと収穫した小麦の穂30本からたった1個のロールパンしかできないことを体験することで芽生える一粒の麦を大切にする心。こうして、よきパン職人としての心と技を育んでいます。