20年目の春

2004年8月にアンデルセン芸北100年農場が開場し、高木俊介製パン学校の研修がスタートしてから、今年で20年目の春を迎えます。
全国的に暖冬だったこの冬。例年、広島県内一の豪雪地帯にある芸北100年農場に積もった雪は根雪となり、小麦の芽はその下でじっと春の訪れを待つのですが、この冬は11月早々に雪が降ったと思ったら、気温が高い日が続いてすっかり雪がとけ、また降ってはとけ、の繰り返し。小麦の芽にしてみれば、春がきたのかと思ったのに、また雪に覆われ…、といつもと違う様子に少しとまどっていたかもしれません。
3月20日春分の日にしっかり降った雪も数日でとけ、これから強さを増していく陽の光をあびながら、小麦はぐんぐんと成長していきます。
4月3日には、高木俊介製パン学校の21期生5名が入校。春の訪れとともに、農場も一層賑やかになります。

 

3月20日、再び雪景色に。

3月29日、朝日をあびる芸北100年農場の麦畑(下の写真はライ麦)