アンデルセンファームの秋収穫
〜おいしいりんごができるまで〜

広島県北部の山間に位置するアンデルセンファームでは、10月半ばともなると、放射冷却の影響で朝の気温が0℃近くまで下がり、霜が降りる日もあります。早ければ11月下旬には初雪が見られます。
この時期、昼夜の寒暖差は20度前後と大きくなり、日中には太陽をたっぷり浴び、夜には寒さから身を守るために糖度を蓄えるりんごが、おいしさを増していきます。

アンデルセンファームでは、紅玉、シナノゴールド、グラニースミスの3種を栽培しています。9月中旬にスタートした紅玉の収穫は一段落し、今はシナノゴールドとグラニースミスの収穫期の真っ盛り。
今年は猛暑と少雨の影響でやや小ぶりの実が多く、また夜温が下がらなかったため色付きにも影響が出ています。さらに病害虫(特にカメムシ)による食害も多く発生しました。その中で品質のよいりんごを厳選し、一つひとつ手で収穫しています。

収穫作業は、一つひとつの樹によって個体差があるため、色付きや実の熟れ具合も確認します。また、実の近くに来年の花芽がある場合は、その花芽を傷つけないよう慎重に収穫を進めています。りんごに押し傷がつかないよう丁寧な作業が求められます。

収穫したりんごは、一部店舗での販売するほか、パンや焼き菓子の材料に使ったり、ジュースやジャムに加工しています。
皆さまの食卓に、アンデルセンファームのおいしいりんごが届けられることを、私たちも心から楽しみにしています。