秋深まる農場、節目が重なる季節

アンデルセン芸北100年農場では、今年は台風の発生が多く、進路も例年と異なった影響で雨の日が増え、日照時間の少ない日が続きました。社内行事である収穫祭(9月5日)の開催が近づくにつれ、2週間前から天気予報に一喜一憂しながら準備を重ね、当日を迎えました。悪天候予報が続くなか、当日だけが秋晴れとなり、多くの来場者でにぎわい、農場に笑顔が広がりました。収穫祭を終えた芸北は、朝晩の冷え込みがいっそう増し、虫の音も高く澄んで聞こえるようになりました。空の雲も秋らしい表情を見せ、深まりゆく季節を感じます。短い夏を終えると、秋を味わう間もなく、寒く長い冬がやってきます。

研修生は、10月中旬の秋蒔き小麦の播種(はしゅ)に向け、今年開墾を終えた新しい畑で耕起や施肥を進め、土づくりに取り組んでいます。その一方で、9月5日の収穫祭、そして9月下旬に行った卒業プレゼンテーションと、大切な節目が続きました。準備から当日運営、発表までを駆け抜けるこの時期は、学びと実践が一気に重なる、農場にとって一年でも最も忙しい季節です。

また、ライ麦栽培では一年目の挑戦として、収穫のタイミングや鳥害など自然条件の難しさも経験しました。計画していた農場産ライ麦粉での「ロブロ」づくりは見送りましたが、播種から収穫までを通して得た学びは大きな財産です。一粒一粒の重みを胸に、来年は作業計画をより丁寧に整え、適期収穫を目指して挑戦を続けます。

※トップ画像 農場の栗。