【ニュースリリース】広島アンデルセン 被爆建物として登録継続

株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所(本社:広島市中区、代表取締役社長:沼田 二郎)が2020年のリニューアルオープンを目指し計画を進めている広島アンデルセンの新店舗について、被爆壁の一部を保存し被爆建物としての登録が継続されることになりました。
広島アンデルセンは、1925年に旧三井銀行広島支店として竣工され、1945年に被爆したのち再興され使われてきた建物を1967年に当社が購入し、ベーカリーとレストランの複合店としてオープン。改装改築を繰り返しながら、「パンのある豊かな暮らし」をご提案する場として活用してまいりました。しかし、建物の耐震性の問題から2016年1月17日に営業を終了し、建て替えに向けてプロジェクトを組んで現在も検討を進めています。
これまで、被爆建物としての重要性や歴史的意義を鑑み、長い時間をかけて被爆壁の耐久性、安全性に関する試験を行うなど様々な検討を繰り返し、広島市と協議を重ねてまいりました。その結果、既存の被爆壁を一部保存することを決定したことから被爆建物として登録が継続されることになりました。
なお、新店舗の概要につきましては、あらためて発表させていただきます。

 

■被爆建物保存計画の概要

1) 保存方法
既存の建物東側の壁を切り取り、新店舗の東側の壁にはめ込む形で保存します。

2) 被爆壁として残す部分、面積
既存の建物の東側(袋町側)の壁の一部を、新店舗の壁の一部として使用します。また、今回被爆建物部分の調査を進める中で、ストリングコース(壁体の各層を区切る装飾的な水平帯)も被爆当時のまま残っていることが判明し、この部分も新店舗に残す方向で進めています。

被爆壁保存面積  約50㎡
(被爆した壁部分の約17.3%)

 

詳細につきましては、ニュースリリースをご覧ください。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所 広報室
(広島)082-240-1003 (東京)03-6711-5030