2024年8月1日、おかげさまでアンデルセングループは創業76周年を迎えました。
そして、この日、アンデルセン芸北100年農場 高木俊介製パン学校は開校20年を迎えました。
「志を同じくする仲間をつくるのが教育の仕事」と、社員教育に熱心だった創業者 高木俊介の意志を受け継ぎ、本物のパンづくりを学ぶ学校をつくりたい。アンデルセングループならではのパン学校の在り方を模索するなかで出合ったのが、一人ひとりの個性を活かすことを大切にしたデンマークの教育の精神、そして、大きな空と雄大な自然に囲まれた芸北のこの地でした。
「初めて農場を見たとき、この土地をどうやって畑にするのか呆然としました。でも来たからにはやるしかない、ここでしかできないことをやってみよう」と、一期生として入校した研修生は気持ちを奮い立たせたそうです。まさにゼロからのスタート。草木を刈り、木の根を掘り起こし、土を耕し、小麦の種を蒔く…。思い通りにならない自然と向き合い、模索する毎日の中、初めて小麦の発芽を見つけたときは全員で大喜びし、春の陽を受けてぐんぐんと育つ小麦のたくましさに驚き、黄金色の麦が風になびく姿に感動し、そうして迎えた収穫のとき。集った約70名の従業員とともに麦を刈ったときの喜びはひとしおだったと言います。
20年が経ち、毎年一面ずつ広げてきた畑は21面になりました。
~創業の精神にたちかえり、パンづくりを学ぶ場~
アンデルセン芸北100年農場での学びは、これからも続いていきます。