未来のリーダーを育む場

全国的に寒波が到来した2月、アンデルセン芸北100年農場も雪深くなりました。高木俊介製パン学校の研修生たちは、毎年12月末から2月まで農場での研修を一時中断し、グループ内店舗での製造研修に励みます。この間、研修生たちはお客様を目の前に、現場感覚を養います。
農場には農場長が残り、来年度の準備や研修カリキュラムの見直し、場内施設の管理や各店舗へ研修生の様子を確認に行ったりします。

農場長 元木 一寛
「高木俊介製パン学校は、グループ内で手を挙げた若手社員が、芸北の四季折々自然と向き合いながら、土づくりから小麦栽培、パンづくり、そして食卓でパンと料理と共に楽しむまでを学ぶ場です。『よきパン職人としての心を育み、技を磨き、自ら考え主体的に行動できる人材の育成』を目指しています。
1年半の研修では、パンづくりの知識や技術だけでなく、人としてのバランス感覚を養い、周囲に良い影響を与えられる人になることを期待しています。

アンデルセングループの企業理念【全ての仕事は素人より始まる】を基に、研修生たちは多様な経験を通して困難に立ち向かい、それらを乗り越える力を身に付けていきます。彼らが20年後、30年後に創業の精神を語り継ぎ、次世代をリードする存在として育つことを願っています。開校から20年を経た今、その芽は少しずつ出てきつつあると感じています」

上の写真:農場入口の看板。積雪162㎝。(2025年2月14日現在)