芽吹きとチャレンジの季節

アンデルセン芸北100年農場は、今年は例年より早い4月中旬に桜が咲き始め、春の訪れをいち早く感じました。しかし5月中旬まで霜が降りる朝もあり、山あいならではの厳しい寒暖差を体感する日々が続きました。現在は日中の気温も上がり、木々はみずみずしい緑をまとい、農場のあちこちで花々が咲き誇っています。巣箱から飛び立つミツバチたちが蜜を求めて忙しく舞い、虫の声や風の香りとともに、五感で初夏を感じる季節となりました。

麦やライ麦は一時、鹿による食害を受けましたが、その後力強く成長し、今では穂をしっかりと実らせています。毎年秋に行う収穫祭に向け、北欧デンマークのライ麦パン「ロブロ」の原料となるライ麦の成長を、農場スタッフ一同、大切に見守っています。収穫祭では、農場で育てたライ麦で焼いたロブロをお届けできるよう、今から準備を重ねています。

農場内にある高木俊介製パン学校では、毎年4月に新しい研修生を迎えます。22期生が、4月に入校した23期生へ学びを引き継ぐ季節を迎えました。23期生は自らの手で小麦畑の開墾をスタートさせ、一粒の麦からパンが生まれるまでの道のりを全身で学んでいます。また研修生が自ら設計・制作した野菜の無人販売小屋が完成し、農場で育てた野菜を地域の皆さまへお届けする取り組みも始まりました。広島アンデルセンのサービススタッフによる配膳マナー講義など、パンづくりを超えた「食の総合力」を磨く学びも続いています。

さらに今年は、農場内にハーブガーデンを新設し、広島アンデルセンへの供給を始めます。農場と店舗をつなぐ、新たな試みが動き出します。

※トップ画像は、23期生による開墾の様子。手で耕しています。